ちょっとだけ振り返って自慢したりなんかして

「彼女がほしい」とか「○○が好きという気持ちが大事」だとか、非モテリア充とかすごいな。

「彼女がいない」より、「惚れない」ことのほうが深刻なのでは?


個人的には、「彼女がほしい」と思う気持ちは悪いことではないと思うんだけど。
実際、中学〜高校の間まったく彼女というものとは縁のない生活を送っていたんだけど、その間思っていたことは「あ〜、彼女ほしいなー」だった。

ただ、「彼女ほしいなー」とは別の次元で好きな子というのはおり、あわよくばその子と付き合いたいなーとも思っていた。

なので、表面的な言葉だけを捉えて「まず、自分が惚れろ」というのはちょっと違くね?と思うわけ。


あー、思い出してきた。

今の嫁さんが人生初の彼女であったわけだけど、嫁さんと同じクラスの同級生に名前教えてもらったな。休憩時間になればその友だちをダシにして、そのクラスに入り浸っていたのも良い思いでだ。

廊下からの入り口に一番近いところに彼女の席があったんだ。

ただ、この頃の僕(高校3年、夏休み明け)は何だか冷静になっていて、部活も引退して目の前の体育祭が楽しみなのと、大学受験の勉強に向けて肩を落としていたので、どちらかというと、「彼女がほしいなー」という思いは極めて小さな思いになっていた。
もう少し言うと、もはや彼女をつくること、できることに諦めを感じてた。「俺にはそういう縁はなかったんだ。高校の間はもうバカやって遊ぼ。大学行ったら何とかなるかなー?」そう思っていた。

そんな、もう彼女作ることに情熱燃やさないもんね、好きなことして好きなだけ遊ぶもんね、と思い始めた矢先。
体育祭が終わった何日か後、突然、件の彼女に呼び出されて告白された・・・。

正直、わけがわからなかった。
このときの心境はまさにポルナレフの心境。いわゆる

「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!『おれは奴の前で階段を登っていたと思ったらいつのまにか降りていた』な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった …頭がどうにかなりそうだった …催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

というやつだ。もう、頭の中パニック。「え?俺が惚れてた相手が何で俺に告白してんの?ドッキリなの?死ぬの?」って。
その後、放課後の補習では先生の話は一切耳に入らなかったことを良く覚えてる。


うーん。つまり、「もてたい」とか「彼女ほしい」とかという思いから解放されて、自分がかっこよいと思う服を着て好きなことを楽しそうにしてれば道が急に開けたってところか。

それにしても、小学校では差出人不明のチョコをもらい、中学校では同級生に告白され、高校でも彼女以前に一人告白されていたんだけど、なぜか付き合うというところまで進展しなかったのはもったいないことであるなぁ。
特に中学校の時に告白してくれた子はとても良い子だったのでけっこう好きだったんだけどね。でも、告白が「好きです」だったのと、初めての経験にこれまた戸惑って、どう返したらよいのかも分からず「…うん」くらいなもの。
「じゃぁ、付き合おっか」の一言が言えてたら、また違った人生だったんだろうなー。

その後、大学時代にも一人、同級生から告白されました。

告白するときは「好きです。“付き合ってください”」を忘れずに言ったほうが良いような気がするね。