こころとは難しいものよ
- 精神を病んだ友人にどこまで関わってよいのか悩む
http://anond.hatelabo.jp/20081021021700
正直、文章を読んだだけでこの友人がうつ病なのか、統合失調症なのかを判断できない。そんな僕。
だけど、本当に少しずつだけど市民権を得つつあるように思われる、うつ病に対して、統合失調症。本当に理解されてないね。僕もできてないけどね。
なんでだろう?って考えると思い当たるのは、その病名。と言っても今の病名ではなくてその前の病名。
「精神分裂病」
この病名が与えるインパクト。
病名から感じるそこはかとない漠然とした不安感が「統合失調症」に変わった今でも何となく引きづられているんじゃないかと思う。
とりあえず、理解していない例として下の中でdisられてる人。
- Re:精神を病んだ友人にどこまで関わってよいのか悩む
http://d.hatena.ne.jp/umikaji/20081021/1224577662
http://anond.hatelabo.jp/20081021023552
あれはまずいでしょう。
読んだ印象としては、
- 素人だけど自分なりに勉強してみたからきっと役に立てるよ!
- だから僕の私のアドバイスも聞いて見て!
- 何でアドバイスしてるのに、一緒にがんばろうとしてるのに治そうとしないの!?
- もしかして僕・私が近くにいるから?
- もうできることないし、そんじゃねーバイバイ
という流れを想像した。悪いやつじゃないのかもしれんが、これだけの無知だと人一人の人生ぶっ壊して自分だけ「僕・私、助けようとがんばった!自分を自分で褒めてやりたいよ」と悦に入ってるようなやつだろう。
ただね、外に連れ出すというのはアリなんじゃないかなあ。
特に夜だと周囲に人がいなくて、安心して外の空気に触れられる、それが外に出れたという小さな自信にもなって良いんじゃないかと思ってる。
ま、なんにしても安易にかかわるべきではないな。
安易なままでかかわることは相手の人生をいとも簡単に破壊できること、知らないうちに*1破壊してしまっていることを認識すべき。
そして、ここが一番いいたいんだけど、個人的にはこういううつや統合失調症に罹っている人と接する時間が長くなると、素人だと引きずられてしまうということ。*2
他人の人生を破壊した上に自分の人生まで自ら破壊することは避けましょう。
この点についてはこちらでも書かれてた。
http://anond.hatelabo.jp/20081021024104
ただ1つ言えることは、際限のない夜中の電話は、受ける方が精神を病むという事が経験上わかっています。
そして、治るまでそれが 止む事はなくひどくなる一方です。
あー。そうそう。もう一個大事なこと。話を聞き何とか力になろうと思っても、無力感に襲われるだけなんで。こいつのためなら!とか、俺がついていればこいつの症状はきっと良くなる!とか、そんなことないですから。そんなやる気勇気元気なんて、現実の前ではフッと吹かれて消えるローソクの火のようなもの。決して自分が救えるなんて思わないこと。
だけど、いつでも傍にいてやることだけはできる。それしかできない。けど、もしかしたらそれが少しだけ力になってるんじゃないか?まだそう思いたい自分もいる。
僕の周りに関しては、とりあえず、以前の絶望的な状況からは脱しているので喜ばしい限り。
「薬で気が楽になるのに抵抗がある」
なんて、ぶっ飛ばしたくなる。薬との相性が合うってのはめちゃめちゃラッキーなことなのに。
症状が悪化すると、副作用覚悟で強い薬を使うことになる。頭がボーっとして何もできなくなるような。