エコツーと町歩きガイド

島根県隠岐の島町で活動する風待ち海道倶楽部というまちづくり団体がある。

そこでは、エコツーリズムを先駆的に推進している。

何が先駆的かというと、風待ち海道エコツーリズム大学という、いわゆる地域学講座を自分たちで立ち上げ、自分たちでカリキュラムを組み、自分たちが講師となり、生徒となり、作り上げていくという仕組み。

こういうのでよくあるのは、どこかの偉い人を招いて、基調講演とかしてもらって、「あー、良かったね」で終わるパターン。
もちろん、風待ちでも島外から呼んでくる時はあるんだけど、基本を自分たちが自分たちで学ぶ、というスタンスを貫いている。

町歩きのガイドマニュアルです。

そんな風待ち海道倶楽部が自分たちのブログで町歩きのガイドマニュアルを公開している。

この町歩きは、フェリーの時間に遅れないよう、余裕を持って港に着いたお客さんが空いた時間をターミナルでたたずむよりも、町中を散策してもらうきっかけにしたい、と作られたもの。
ついでに、通り名なんかを昔を思い出させるようなイメージで名づけて紹介したりしている。

いろいろと面白い取り組みです。

エコツーっていうと「環境保全」とか、硬いイメージがあるけど、そうじゃないよ〜ということが風待ちの取り組みを見ているとよくわかる。
保全と活用のバランスというやつです。