GOEMON
話題の映画『GOEMON』を見た。
それ以前に『レッドクリフ2』も見たんだけど、とりあえず『GOEMON』から感想を。
紀里谷和明監督作品 第2章
この作品は、紀里谷監督の記念すべき第一作目で、なおかつ酷評された『CASSHERN』に続く2作目。
この『CASSHERN』って、ものすごい酷評されてるんだけど、個人的にはあまり問題を感じずに見れたので、『GOEMON』もちょっと期待してみた。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/10/09
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映像は前作同様、この監督らしい映像。
キャスト
キャストはなかなか豪華で、好きな俳優さんもたくさん出ていて見ごたえはある。
この中で一番印象に残ったのは信長かなぁ。
この信長なら、五右衛門も才蔵も慕うよなぁって思える人物だった。
あと、何気にサトエリが良かったなー。
いろいろがっかりだったのは佐助。そりゃあ、ねぇだろ、みたいな。
感想
まず、史実なり自分の知っている歴史観を期待していくと痛い目にあう。
これは『レッドクリフ』と同じ。
著名な人物名を借り、時代設定を借りたまったく別物の映画である、と割り切ることがまず必要となる。
そうしなければ、まず城内の兵士がFF12で出てきたジャッジにしか見えない、というかジャッジだろっ!という突っ込みをしたくなるから。
ガブラスはどこだー?みたいな。
ただ、全体的には楽しめる映画になっていた。
ストーリーとしては五右衛門と才蔵の友情、五右衛門と茶々の友だち以上恋人未満、恩人信長との絆と敵討ちの3本柱かなぁという印象。
終盤はぼやけてしまってちょっと残念。
大釜で茹でられる場面の解釈は面白いなと思った。
ここで「五右衛門」から語られる台詞がラストの家康との対峙につながるんだなぁ。
面白いとは思うんだけど、佐助がなー・・・。
正直、佐助についてはなぜ東軍?ということと、「猿飛佐助」という名前にしてはあまりにもへたれすぎて泣けてきた。最後なんてらりってんじゃねーか、畜生。
とりあえず、この監督の映像は見づらいけど好きなので、次回にも期待したいと思う。
最後に、茶々との関係は要らないと思う。
五右衛門と才蔵、信長の敵討ちという2点を柱に据えればそれで良いと思うんだけど、どうなんだろう。