武良祭風流(むら・まつり・ふりゅう)

隠岐の島町で武良祭風流 | 山陰中央新報

隠岐の島町の中村という地域で行われる「武良祭風流」が今年も開催されました。

このお祭りは2年に1度本祭りが行われ、今年が本祭りの年に当たっていました。

この「武良」というのは、中村地区が古くは「武良郷(むらごう)」と呼ばれていたから、ということから来ています。

この祭りは「陰陽和合祭」とも呼ばれ、月の神様の白兎と太陽の神様の八咫烏が出会う、豊作と無病息災を願うお祭りだという話です。

一般的には鎌倉期に佐々木定綱が伝えたものと言われていますが、地元の方に聞くと、もっと古いのではないかとも仰っていました。

ちなみに、隠岐島後の三大祭の一つにも数えられていて、ほかの二つは「御霊会風流(ごれえ・ふりゅう)」と「水若酢神社祭礼風流」です。

このうち、御霊会風流だけ、まだ見たことがないんです。

ところで、興味深いのは「風流」の読み方。なぜか、「ふりゅう」と呼ばれていますが、一般的には「ふうりゅう」ですよね。
これ、なんでなんだろうなー。*1

祭場には、隠岐を自らのルーツとみる境港市出身の漫画家、水木しげるさんも訪れ、関係者の説明を聞きながら儀式に見入った。

この人、一度だけ間近で見たけど、この人自身がまさに「妖怪」だなーと感じました。
ここ数年、毎回本祭の年には来ているようですよ。

*1:と思ってWikipediaみたら読みが「ふりゅう」だった