世界遺産の登録について

単純に、世界遺産＝観光振興という考え方に偏りすぎなんじゃないかな。

情報サイト「オールアバウト」で世界遺産ガイドを務める長谷川大氏は、
　「新幹線を世界遺産に、というような新しい視点はあっていい。身近な史跡の価値を再発見する運動は、どんどんやるべきだと思います。ただ、町おこしや観光客誘致目的で世界遺産に、というのは甘いです」
　とクギを刺す。

そもそも世界遺産は観光振興に重点を置いてないんだから、そこを勘違いしてはいけないと思う。

観光振興につなげたいなら、寧ろ落選したことを積極的にとらえていけば良いんだろうと思う。
この件で平泉を改めて調べた人もいるだろう、興味を持って訪れた人もいるだろう。
そうした人たちを満足させることができれば、平泉としては観光振興につなげることができると思う。

落選したことはたしかに残念だったかもしれない。

けど、「世界遺産だから」と何も考えずに来る観光客より、平泉の価値を知りたい、知っているから来る観光客の方がきっと平泉のためになると思う。