後期高齢者医療制度

これは1年ちょっと前に勉強していたことで、最近というか昨日、枡添さんの発言の中にこのことが出てきたので考えてみた。

後期高齢者医療制度

この「後期高齢者医療制度」というものは個人的には大枠として賛成。細かい部分ではいろいろと問題も抱えているのかもしれないけど。
でも、高齢者の医療費を現役世代だけで負担する、し続けるというのはドダイ無理な話なわけで。しかも、僕らがこの世代になる頃には、年金なんて当てにできるはずもなくて、何が悲しゅうて将来もらえないであろう年金のために納め続けなければならないのか……。
と考えると、これはお金の問題と捉えるからこんな発想になるんであって、基本的には、僕らの人生の何倍も生きてきたお年寄りに対する敬意と感謝の意を表すということとして理解したらどうだろう?

だから、お年寄り自身も「後期高齢者」という言葉が冷たいとか、機械的だとか、そんなイメージで反対するんじゃなくて、もう少し現実的なところを見てくれるといいんだけど。現役だけじゃもたないんなら、多少自分らの負担が増えても仕方ないかと。
こういう発想、無理なのか?俺ら、そんな負担じゃ利かない可能性大なのに支えようとしてるんだから。

メタボ健診とペナルティ

で、一方でメタボ健診の義務化がスタートしたんだけど、これ当初から不思議に思ってたことがあるんだ。
それは、メタボ健診による特定健診と特定保健指導によって、指標をクリアできない場合、「後期高齢者医療支援金」に最大10%のペナルティが課される、というもの。
はじめて見たとき、さっぱり分からなかった。
メタボと「後期高齢者医療支援金」、どうつながるの?みたいな。当時は「後期高齢者医療制度」もスタートしてなくて、この制度が何なのか、探し回ったよ。
そしたら、ようやく65〜74歳と75歳以上を分けるんだ、ということなんかが分かってきて、あぁ、メタボ健診は要するに新しい財源なんだな……と理解した。
つまり、メタボ健診スタートしても、多分、十中八九指標をクリアできる方が少ない。となると、当然ペナルティが課され、後期高齢者医療制度に回るお金が増えてくる。

後期高齢者医療制度が冷たいとか機械的とかって火を噴いてるとき、ようやく「あ、そういうことか」と分かった。



大和総研のコラムにもあった。

筆者は、メタボ対策はあくまで口実であって、本当の目的は、増え続ける高齢者の医療費を如何に不満が出ない形で現役世代に負担させるか、であると推測している。

http://www.dir.co.jp/publicity/column/080225.html

久しぶりにヘルスケア関係、もう一度勉強しなおすかな。