勘違いしたらどうするんだろう??

難解な医療用語 言い換え57案ピックアップ 国立国語研究所
http://sankei.jp.msn.com/life/education/081021/edc0810211829004-n1.htm

たしかにわかりにくい言葉は多いと思うし、言い換えることで分かりやすくなるとは思う。
思うけど、言い換えることで患者が「これはこうだから俺は大丈夫だな」と勘違いしたりするケースが出てくるんじゃなかろうか。

同研究所の杉戸清樹所長は「医師は難しい用語を意外と簡単に使ってしまっている。本当に患者が理解しているかを、立ち止まって見つめ直してほしい」と話している。

いいたいことは分かる。
だけど、この記事のどこにも言い換えの内容を専門家である医師に確認している、という表記がないんだよね。

今後、医師や患者の意見を反映させて、来年春には全国の医療現場で使用できる手引きとして刊行する予定だ。

せいぜいこれくらい。ってことは、この国立国語研究所が勝手に言い換えを推進しているだけなんじゃないかと。

そうなると怖いのが、現場の医師は「そんなの聞いてねえし、適切な言い換えじゃないから使わないよ」となり、一方で患者はニュース等で仕入れた限られた情報から「これはこういうことだから大丈夫なはずでしょ!!」と噛み合わなくなってしまうような、より一層医師への不信感が募るような事態になってしまうこと。

  • 専門家の意見を無視し、誤った疾患概念を広めようとする → 国立国語研究所

http://intmed.exblog.jp/7599146/