心マをちゃんとやったってことじゃないの?

  • 押尾学容疑者、心臓マッサージで死亡女性の肋骨折れた!?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090812-00000063-sph-ent


押尾先生がまるでひどいことをした、というようなタイトルと記事ですが。

押尾容疑者は「女性と一緒に錠剤を飲んだ後、女性が意識を失い、心臓マッサージをした」などと供述。誰かが心臓マッサージを行った過程で、女性の肋骨が折れた可能性が高い。


これについては、僕が受けた救命救急講座の中では肯定される行為です。
マスコミは本当に意図的に歪めて伝えようとしてるなぁ。

知らない、なんて言わせないよ。

心肺蘇生の方法について

僕が習った心肺蘇生処置の前提として、対象者は心肺停止している。だから「蘇生」なんだけど、まあそれは置いておいて。

ともかく、対象者は心肺停止している。
だから蘇生処置をして助からなくても、処置した人が殺したことにはならない。*1
肋骨の一本や二本折れたとしても、それは後で治療できる。
蘇生最優先で考えれば、骨折の遠慮なく、心臓マッサージをする必要がある。*2

押尾は心肺蘇生をきちんと行っていた

つまり、仮に押尾学がマッサージして骨折したなら、それは本当に押尾が亡くなった女性を救おうと心臓マッサージをしていた、という一つの証拠になるんだろうと思います。

僕が受けた講習がもう2年前になるからもしかしたら古い情報かもしれませんが、こんなことは少し調べればすぐに分かること。

例えば

の「胸骨圧迫の位置」とか


それをマスコミは伝えようとせず、まるで押尾学が亡くなった女性の肋骨まで折った、あるいはそれによって女性を死に至らしめた、と思わせたいような表現に留めているのはどうなんだ。

個人的には押尾学は好きでも嫌いでもないけど、きちんと伝えろよ。マジで。


うきは市HPより
http://www.city.ukiha.fukuoka.jp/hp/page000000100/hpg000000079.htm

*1:そうじゃないと、自分が殺したことになっちゃうなら怖くて誰も処置できないよね

*2:もちろん、折れた骨が他の臓器にダメージを与える可能性はあるから、積極的に折れ、という意味ではない