ブラックブック

ひかりTVが最近楽しい。いろんな映画、スポーツ、音楽、アニメが見れて普通に楽しんでます。

ちょっと前だとグリーン・デイ、昨日だとコールドプレイのライブ映像が見れました。

アニメだと『ふしぎの海のナディア』の最終回をはじめて見ることができました。
そっかー。ガーゴイルアトランティス人ではなかったんだなぁ(しみじみ)。


で、表題の『ブラックブック』なんです。


残念ながら、途中からになってしまったんですが、これがなかなか面白い映画でした。
テーマはナチスに支配されたオランダでの物語なので、基本ダークなテイストなんだけど、役者さんたちの演技に引き込まれる良い映画でした。
調べてみたら、監督はポール・バーホーベンでした。

あらすじ

Wikipedia より。

主人公エリスはユダヤ系オランダ人の女性である。第二次世界大戦中、彼女はキリスト教を信仰する見返りに、良識あるドイツ人達に食料と隠れ家を与えられひっそりと暮らしていた。ある日、隠れ家は爆撃される。彼女はレジスタンスに助けられ、レジスタンスの一員として、髪を金に染め、ドイツ軍ムンツェ大尉の秘書としてスパイ活動を始めるのだが……。

というあらすじなんですが、僕が見たのはこのあらすじの直後くらい。
レジスタンスに身を投じたエリス。しかし、レジスタンスには裏切り者がいた。
この裏切り者のために仲間は殺され、エリスは捉えられる。しかも、エリスが裏切り者である、という状況証拠を作り上げられ、レジスタンスの仲間からも、ナチスからも追われる身となる。

エリスを演じたカリス・ファン・ハウテン

この人がまた美しい。本当に美しいです。この美しい人がスパイとして潜り込み、相手を愛してしまう悲劇。悲劇の連鎖の中に取り込まれながらも、自分なりの真実を見つけて行くプロセスはワクワクドキドキする見せ方です。

さらにこの女性が、捉えられた後囚人たちの糞尿を浴びせられるところからの一連のシークエンス。これはいろいろとアツい。

ここを見たら、僕が見逃した前半部分もしっかり見ておきたかった!と思いました。

ブラックブックとは

タイトルがよくわからなかったんですが、これは最後まで見ればはっきりとわかります。
ラストに向けたシーンはある人物の絶望感が伝わる好きなシーンです。
もう少しエリスとのやり取りがあってもいいかなーと思わないでもないけど、あれだけ淡々と進めるところがむしろ好感を持てました。

ポール・バーホーベン、『インビジブル』でも相当にマニアックな?エロスを表現してたけど、この映画でもエリスを汚物まみれにするなどなかなかエグイことしています。

なかなか良い映画でしたよ。