ザ・エージェント
僕の本業はコンサルタント。
なぜこの職を選択したのか、なぜこの仕事を楽しくできているのか。
その原点がこの映画『ザ・エージェント』。
主演はスーパースター、トム・クルーズとかわいらしさ満点のレネー・ゼルウィガー。
脇には、キューバ・グッディング・ジュニアにケリー・プレストンら。
エージェントのかっこよさ
この映画はアメフトを中心に、アメリカのスポーツエージェントビジネスの世界が描かれています。
その中で、トム・クルーズはプレイヤーを裏から支える理想高きエージェント、ジェリー・マグワイアを、キューバ・グッディング・ジュニアはプレイヤー、ロッド・ティドウェルを演じています。
僕が冒頭で言った、僕の仕事の原点がここにあるんだと、気づいたのがついさっき。
この映画の中で、ジェリーは所属する会社に、クライアントを減らし、クライアントとの信頼を深めることを提案し、クビになります。
この現実的ではなく、理想を追求するところにエージェントのかっこよさがあり、この映画を高校生の時に見て、あこがれを覚えたことが今にして思えば原点だったんだと感じます。
蛇足ですが……
世のコンサル業界も大変なんですが、過去の業界ではよそで作成した計画・報告書の市名・町名だけを替えて納品ということがよくあったらしい。
でも、そうじゃないだろ!って。本当なら手が届く範囲のお客さんと一緒に考え、一緒に汗をかき、一緒に不安になり、はじめてまともな提案ができ、まともに話ができるんじゃないかな。
スーパーコンサルなら、まったく異なる視点をポンと出せるんでしょうが、あいにく凡人の僕ではそこを目指すよりも、ともに考え、ともに創り上げる方を選択します。
ちなみに、コンサルタントと言っても、大手のボストンやマッキンゼーのような外資系でも、日本総研や野村総研のような日本トップクラスでもなく、一地方の建設コンサルの、まちづくり・地域活性化部門なんですけどね。
でも、その姿勢や考え方に関していえば、ジェリーと同様、負ける気はないです。
ただ、僕の場合、人よりも時間がかかるので、そこがダメなところ。
普通なら1年で把握できるものが、僕だと3年かかるとかざらにあるから困る。
今夜みて
何といえばいいのか。この映画には僕のココロのすべてが詰まっている、そんな映画です。
シングルマザーに恋をし、つまみぐいをし、勢いで結婚するも、その後の結婚生活に不安を覚え、家に帰りたくない病が発病するなどなんとも愛らしいジェリー・マグワイア。
レネーはほんっとうにかわいいな。
追記
ロッドがいう「クワン」て、社会に出て仕事をして、少しだけど経験を積んでみてはじめて気づく「クワン」の響きの良さ。
愛と尊敬、コミュニティとお金がうまくまわる世界(ポジション)に住む人がいて、そこに到達することがロッドの目標なんです。
僕も「クワンの世界」に行ってみたいものです。
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