隠岐・西郷港ってなんか暗いんだよね
- 西郷港
雰囲気も暗いんだけど、そもそも物理的に暗い気がしてきた。
西郷港に降りた人なら分かると思うけど、西郷港って本当に「そっけない」という印象。「隠岐に来たんだ!!」と思えることもなく、かと言ってサービスが充実しているわけでもなく、たとえて言うなら、昔のバスセンターみたいな感じ。
でもさ、西郷港って「みなとオアシス」*1として仮登録されているんだよね。
みなとオアシス
道の駅の海バージョン、港湾バージョンであるみなとオアシスに求められるものって何だろう?って考えると
- 気軽にちょっと立ち寄れる雰囲気、便利さ(トイレや小休憩、軽食など)
- 多様な人が行きかう空間(通り過ぎ行く人もいれば、地域の人がふらっと立ち寄る、安い産品を買いにくる)
- 産業の活性化につながるポイント(道の駅だと地場産の野菜なんかが売られてるよね)
こんなイメージかなぁ。
西郷港も、こういう雰囲気にならないかと思うんだが。
滞留するところじゃないのかも
ただ、西郷港って本土から隠岐に来る人の多くが下船する港で、そういう人たちを留めることを目的としていないのかも……と思ったりもする。
なぜかと言えば、はっきり言ってそんな大きくないターミナルの中に下船客が滞留してみようものなら、今のキャパではごった返して「勘弁してくれ!!」と思うに違いない。
そう考えると、ターミナルあるいは西郷港というものに求められるのは、まず隠岐を訪れた人を目的地方面に誘導する機能なのかも。
楽しそう♪って感じがない
西郷港のターミナルは本当に無愛想。というか、テンションあがらない。「え?これ…なの…?」みたいな。
西郷港には「楽しさ」みたいなのが足りない気がする。
- 楽しさを生み出す
どうすれば楽しさが出てくるんだろう。ひとつは、物理的に明るくする。これだと電気代がかさむことがネック。ターミナルを改修する予算もないんだろう。
そうすると、簡易なお化粧をして明るく演出することがひとつ。
後は活気。たとえば地場の魚介類を販売できるようにするとか、トップシーズンにはオープンカフェのようなものを運営するとか、海に隣接する港湾のポテンシャルを引き出さないと意味ないんじゃないか。
そうやって人を引き付けることで、人と人が行きかうことで活気は出てくるものだろう。
いまでも高速船の待合所では立ち食いうどんが食べられるらしいけど。
- 地場産を販売
これは難しいかもしれん。隣に「りょうば」という漁協の土産店的な施設があるので、思いっきり競合する。ただ、漁協に説明して協力を求めるなどができればまた違う展開もあり得るのか。
- 駐車場
西郷港周辺には駐車場が少ない。有料駐車場はあるんだけど、あまり使われてないように思う。この背景にはやはり自動車社会というか、車がなければ島内思うように移動できないんだよね。なんで、車は必須。
車が必須になってくると、駐車場がない地域は非常に不便で、以前は中心市街地であった西郷港の背後に立地する商店街も寂しい状況。なにしろ歩く人がすくないんだから。
とまあ、こんな感じの西郷港を何とかできたらなーとは思う。「みなとオアシス」だしね。
*1:「道の駅」の港湾バージョンみたいなもの