MW
ついでに『MW』も見てきた。
MWは手塚治虫原作の当時ではとんでもなく、今でもまだアンタッチャブルな感じの重たいテーマのマンガだそうです。
見たことはありませんが。
そういった事前の情報はそれくらいにして、とりあえず見てみました。
個人的には「まあ、映画だし」といった感じで楽しめました。
クライマックスというか、ラストの米軍基地のシークエンスは「?」でしたが。
いくらなんでも簡単に侵入しすぎだろ、みたいな。
あと、神父がオマヌケすぎるとか。
でもね。
玉木宏はめちゃめちゃかっこよいです。最初のタイでの誘拐事件のシークエンスは付け髭なんかをして変装してるんですが、このときの髭も、白いスーツも良く似合う!
一つ注文があるとすれば、もっと残酷な感じがほしかったな。
インタビューを読むと「体温を感じさせないように」演じたようなんですが、もっと突き詰めてほしかったな。
どこかやさしさがにじみ出てたように思います。
この辺は原作の中身を少しだけ把握していたことも影響してるのかもしれないけど…。
別に玉木宏と山田孝之の性的な絡みを見たいわけじゃないけど、『MW』という作品を原作にするのならやっぱりこの辺をスポイルしてしまうと、MWを選ぶ意味がなくなるような気がしますね。
わざわざこういう作品を選んだのなら、もっとぶっちぎったものになってると良かったなと思います。
そもそも『MW』というタイトル自体も、Man&Womanから来てるという話もあるようですし。
「MW」とは、主人公の美知夫が得意とする犯行の際の、女装や男娼的行為から「Man&Woman」との説がある。
鶴見辰吾は相変わらずああいう役が似合うなぁ。大好き。
それと、熱い石橋凌。いいねー。大好き。
渋い中年俳優は良いね。