隠岐ジオパークが島根初の「日本ジオパーク」登録へ


写真:隠岐エコツアーのシンボル 乳房杉(ちちすぎ)、樹齢800年と言われている

日本ジオパーク委員会委員が隠岐諸島を視察 | 山陰中央新報

地質・地形の学術的価値のほか、島民と行政が取り組むエコツアー実施やガイド人材育成などの状況を詳しく調べた。

隠岐が一体となって取り組んでいる「隠岐ジオパーク」ですが、このたび3日間の工程で日本ジオパーク委員会の視察が入りました。

地元の方にうかがうと、2人の委員の方と1人の事務局の方からは高評価で、隠岐がここまで進んだ取り組みをしているとは思わなかった、といったような言葉をいただいたそうです。

JGC委員の小泉教授は「大満寺山の植物の多様性に驚いた」とし、同じく中川同学会委員長は「ツアーやガイド人材育成の取り組みは、他地域の見本となる」と高く評価。

ただし、課題がないわけではなく、次のような指摘を受けたそうです。

一方で、案内看板の老朽化や説明文の内容が分かりにくいなどの課題を指摘した。

そして、日本ジオパーク登録がなれば、次は世界ジオパーク登録も視野に入ってきます。
世界を目指すとなると、分かりやすい看板やサインの整備はもちろんですが、英語が喋られるガイド、受け入れ体制の一層の充実化、ジオパークを展開することで得られる収益を確実なものとする事業計画等一体的に考えていく必要があります。


今回の視察の結果は10月下旬の日本ジオパーク委員会で報告され、隠岐ジオパーク日本ジオパークに登録されるかどうかが決まります。

いつも思いますが、隠岐はガイド付きで回ると一回で大ファンになる、そんな魅力を持っています。
でも、ガイドがいないと通り過ぎてしまうようなさりげないところに貴重な資源があるので、もったいないのですよね。

ガイドさんたちの個性も魅力ですので、ぜひ大勢の方が隠岐ジオパーク隠岐エコツーリズムを楽しんでくれたら、と思います。