CO2排出削減 25%

先週末、農商工連携セミナーで経営戦略の策定、環境分析やものごとの捉え方などについて講習会がありました。

戦略とはヴィジョンと現実とを埋める手段

という、話がありました。

コレ自体はロジカルシンキング関係の書籍では必ずと言っていいほど指摘されていることで、珍しいことではないのですが、ふと気づきました。

さらに、講師の先生からはユニクロの柳井社長などの例が示され、まず経営の目標を示す。経営戦略は、その目標をどうやったら到達できるのか、ということであるという話でした。

民主党政権になり、鳩山総理がCO2排出量を25%削減すると世界に宣言しましたが、これは「ヴィジョン」です、目標です。
国家経営戦略的に考えれば、この数値目標をいかに達成していくか、を真剣に考えるのでしょう。

もちろん、一個の企業と国家とではステークホルダーが違いすぎていて、そんなに簡単にはいかないのでしょうが*1、単純化して考えると、国のトップが国として、日本は環境技術で世界に貢献するという方針・ヴィジョンを世界に示しました。

しかし、現状ではとてもとても・・・という状況です。
だから内閣を中心に政府が達成するための戦略を今後さまざまな施策という形で提示してくるのでしょう。
ということは、「コンクリートから人へ」というキーワードも、単に公共事業を削減する、という意味ではなく、「選択と集中」をより明確に“仕分け”していくということになるのでしょう。
そして、その中から生き残り、また新たに生み出されてくる施策こそ、僕たちが注意を払ってみていかなければならないように思います。


だらかなんだ、と言われては困るけど、単純化して見る限り、経営戦略的には(ドラスティックだけど)オーソドックスなんだな、と気づいた次第(イマサラですが…)。

*1:そもそも、経済界などを中心に、コレを問題視されていると思いますし