JOIN交流会に行ってみた
2010年1月26日(火) 13:00より、JTB本社にてJOIN交流会がありました。
とある理由があり、僕も参加してきました。
大枠の話しとしては、目新しいものはそれほどなかったんですが、とりあえず自分の中での整理として、まとめておきます。
島田晴雄会長あいさつ
- 人口分布に偏りがある
- 人口が多いところでしか商売が成立しない
- しかし、健康的な暮らしに対する希望もある
健康の三要素=1.きれいな空気 2.きれいな水 3.ストレスのない静けさ
こうした健康的な生活を送る権利を都市住民も有している
- しかし、そうした情報はどこにある? → それがJOIN
- 「移住」の前には「交流」がある(必要)
- 移住推進により、人口分布の平準化が目標
JOINの主な活動実績と予定(福山嗣朗事務局長)
- JOINの発足は平成19年10月。わずか2年ほどの活動だが、移住と交流を通じた地域振興を目的にしている
- 実施事業
1.移住・交流情報の発信
2.移住・交流受け入れ体制構築サポート
3.新ビジネス・サービスの創造
- つづいて、第3回行ってみたいde賞の授賞式。
総務省の取り組みについて(総務省 原田課長)
3本柱。
1.緑の分権改革
2.定住自立圏構想
3.条件不利地域の自立・活性化
⇒3大ツール(事業・制度)
1.地域おこし協力隊
2.集落支援員制度
3.アドバイザー招聘事業
JTBの地域交流ビジネス(萩野マネージャー)
- 観光・交流人口拡大による地域振興を政策と連動した形で推進
- 定住人口1人に対して、外国人旅行者は7人分、国内宿泊客では22人分でバランス
- 観光客のトレンド
・地元産食材へのニーズの高まり
・泊食分離
・農商工連携等による商品販促
- これらから、雇用を創造する
- こうしたトレンドに応えるには、単一業界だけでなく、地域総体として取り組むことが必要
- JTBは単なる旅行エージェントから、顧客の生活全般をサポート・提案する新たな業態へと進化を目指しているっぽい。
地域おこし協力隊の報告
新潟県十日町市で、地域おこし協力隊として活動されている松木さんから。
やはり、現場ではいろいろと苦労されているようです。
印象的なのは、現場に入って「地域おこし協力隊です」といっても、何をしていいのかわからない、ということ。
松木さんやその他の協力隊の方の前職をしらないのであれなんだけど、都会から見た田舎、実際に住む田舎というのは、想像以上にギャップがあったことと思う。
暮らす前には、自分のノウハウで何かできるのではないか?という思いもきっとあったでしょう。しかし、住んでみて気づくのは、助けるはずの高齢者の方が、はるかに優れた「生きる力」を有していること。
不便さを受け入れ、順応し、さほど日常的に困っていないことなどが次々に出てきて、自分は何をしにきたんだろう?と思うこともあるのでしょう。
僕もそうでした。はっきり言って、彼らに何か「してあげられる」ことはなく、ともに汗をかく。ともに食事をする。ともに語らう。
こうしたことが重要なんだろうと思います。
松木さんたちの入られている集落は本当に小さい集落で、高齢化も相当に進んでいるようでした。
そんな中、新たな何かを始めることができるかどうかは、わかりません。
それを無理やりさせることもしたくないでしょうし。
結局、そこまでの段階に行くまでに、何とか新たな取組を始めるきっかけを作っていくしかない。
これは、隠岐の地域マネージャーを囲む、地域おこし協力隊?の方々。