JAWS


スティーブン・スピルバーグの名を世に知らしめた一作として知られる『JAWS』。

ひかりTVで昨日見てました。

まず一言。やっぱりおもしれー!
あのドキドキ感、健在でした。

あらすじ

アメリカの片田舎、アミティは夏の海水浴客によって町の景気が大きく左右される町。そんな町で、海開きの直前になって巨大ザメが出現。
警察署長、海洋学者は必死で市長に海開きの延期を求めるが、町の経済への打撃を恐れ、市長は問題を先延ばしに。その結果、何人もの人命が犠牲となり、ついになかば強引にサメ退治のプロを雇い、サメと警察署長、海洋学者、サメハンターが乗り出す!

みたいな話しです。

子どもの頃とは違う見方

なんというか。市長の気持ちもわからんではないなーと思ってます。子どもの頃は彼はとんでもないバカタレもしくは悪党といった受け取り方をしてましたが、彼は彼なりの正義、信念を持って海開きを決行したと思うんですね。必ずしも、優柔不断というわけではないような気がします。人命軽視は間違いないでしょうが。

他にも、変人気味のサメハンター、クイントとブロディ、フーパーが船中で打ち解け、盛り上がるシーン。あれも子どもの頃はよくわからなかったけど、今見ると、なるほどなぁと納得できるシーンですね。
特にフーパーとの傷自慢のシークエンスはブロディが話しに入れず、少し寂しそうな画を抜くというところも良いです。

サメ自体の恐怖は減少

年をとったということか、サメに対する恐怖心はそれほど強くはなかったです。ドキドキ感はあるんだけど、手に汗握るというほどではない。
ただ、サメの意思というものはまったく介在していないので、クイントが劇中で言うように、まったく表情の変化も伝わらず、そういう意味では自然界の恐怖みたいな象徴としてうまく表現されていると思います。

ちなみに、映画では生き残るフーパーも原作では死亡するらしいです。
なぜ生き残ったのかは不明ですが、その方が受ける、と判断したからでしょうねきっと。

少し突っ込みたい

最後に突っ込むとしたら、巨大ザメを仕留めた場所がどの程度沖合いなのかわかりませんが、かなり沖に出てるのは間違いないと思うんです。
そんな中、樽二つを使って泳いで帰るって、他にもサメがいるだろっ!って思うんですよ。
そこんとこどーよ。

ということで、名作はやっぱり名作でした。ドキドキして見れますよ。
スピルバーグ作品ということでは『激突!』も見たいなー。