『ここで暮らし続けたい!』の思いをつなぐフォーラム
今日は三次市のまちづくりセンターで開催された『ここで暮らし続けたい!』の思いをつなぐフォーラムに参加してきた。
大きく三部構成で、まずはじめに、ひろしまねの理事である藤槻さんが、ひろしまねの取り組みについて報告。
次に、ひろしまねの理事長安藤周治さんをコーディネイターにフリーディスカッション。
パネラーはこの方々。
- 野原建一(県立広島大学名誉教授)
- 田中里美(広島国際学院大学 現代社会学部准教授)
- 丸山法子(広島県社会福祉協議会 地域福祉課長)
- 坂根憲昭(作木町下地区社会福祉協議会事務局長)
- 藤槻篤範(特定非営利活動法人ひろしまね理事)
と、予定ではパネラーに参加予定だった
- 山田利英子(三次市副市長)
ですが、副市長は公務のため10分ほどしゃべって退席。
最後に、山崎禅雄さん(桜江町の住職)が「幸せで充実した暮らしができる地域とは」と題して総括講演。
えーっと。それぞれを細かく書いても仕方ないので。
気になったこと
アンケートの高回収率
気になったことを簡単に。
まず、田中先生が実施したアンケートの回収率が異常だった。
呉と庄原でそれぞれ1000票ずつ郵送で配布して、呉が6割以上、庄原にいたっては8割以上の有効回収だったとか。
うーん。関心が高まっているとしても、この数は異常…。なにがあったんだろう。質問紙は12ページにも渡るらしいし。
ただ、思うところとしては、一般的に言うほど、ページ数が多いことや文字ばかりということが回収率に悪影響を与えないんじゃないかなとは思う。
前々から思ってたんだけど、けっこう簡単に回答できるように工夫はする。工夫はするけど、しっかりと質問文や説明文を読んで回答したい人っているんじゃないか?と思ったりするんだよね。
なんて言うか…。モスとか行くと、こう、環境にやさしい野菜を使用しています♪みたいなことをアピールするA3?位のサイズの紙があったりするけど、あれってついつい読んじゃうんだよね。
そういう、なんだろう。文字が多くても読みたくなるものってあるんだろうなーって。
ソーシャル・キャピタル
次。
田中さんと丸山さんの話。ソーシャルキャピタルとか、生活満足度とか。今、僕が院で進めたいと思っている話に近いところをされていて興味深く聞けた。
あと、ネットワーク調査みたいなことを田中先生がされてて、おっ!?と刺激を受けた。
ソーシャルキャピタルと言えばいいのかわからないけど、人と人とのつながりが、今の時代のキーワードだったり注目を集めているんだろうな。*1
現場の人
次。
坂根さん。あの人はすごいと思う。現場に入って、というかもともと住んでいて、「あんただから、ついていくんだ」という地域の方の声は坂根さんの人柄やがんばりを物語っていると思う。
何でお坊さんは話がうまいんだろう…
時間ないから最後。
桜江のお坊さんの話。面白い中に、キーワードがちりばめられている感じ。
- 地域が動いていくためには「感情」が動くことが大事。
- 愛=好きなんだ=めでる=めずらしい
- 智恵袋が地域には残っている
- 「もんだ」さん*2を打破する
- とは言え、80%は受容し、20%くらいを打破
こんな感じで、いいフォーラムだったように思います。
あと、最近いろんなフォーラムやシンポジウムに参加して思うこととしては、自分の中にきちんと問題意識があったり、ある程度仕事を通じて現場やマクロな動きが理解できているからこそ、身のあるフォーラムだったと感じられるんだろうな。
以前は本当につまらないフォーラムが多くて、嫌いだったんだけど、それはきっと自分のその時の実力がフォーラムの内容に追いついてなかったということなんだろう。